2008年 07月 04日
<私大連>不適切支出3300万円 パー券購入、料亭懇談会
7月4日19時31分配信 毎日新聞
全国の私立大124校が加盟する社団法人・日本私立大学連盟(会長・安西祐一郎慶応義塾長)が昨年度、約3300万円の不適切な支出をしたとして、文部科学省から事務局体制の抜本的見直しなどを求める行政指導を受けていたことがわかった。政治家のパーティー券購入に1000万円以上を支出し、高級料亭での役員らの懇談会に1人当たり約10万円を出すなどしていた。
同連盟は4日、緊急の常務理事会を開き、支出を決めていた赤坂雄一事務局長(56)を解任、長田豊臣・財務担当理事(70)を交代させた。
文科省によると、同連盟は昨年度、パーティー券購入に1033万円(206件)を費やした。1件当たり2万~20万円で「会合費」や「活動対策費」の名目だった。
また、料亭で役員ら7人が参加した懇談会費として約69万円、事務局の忘年会費として1次会に約90万円、2次会に約45万円(1人当たり約4万円)を使うなどした。スナックでの打ち合わせなど、必要性が疑問な支出も含めると、不適切な飲食代は約1780万円(107件)に上る。
このほか役員全員に年2回、規定にはない「役員交通費」を1回当たり10万~20万円渡していたが、文科省は報酬と判断した。総額は約460万円に上る。赤坂局長が連盟の貸付金制度を使い、年利1%で約230万円を借りていたことも「不適切」と判断した。内規で年利2.5%と決まっているのに、変更に必要な理事会承認を得ていなかった。
文科省は「パーティー券購入は違法ではないが、(規模が)度を越しており、公益目的とは言えない。飲食代も社会通念に照らしてあまりにも高額なものが含まれ、非常に不適切」としている。
同連盟は「深くおわび申し上げ、一層の透明性と公共性が確保された業務体制の構築を目指したい」とのコメントを出した。【加藤隆寛、三木陽介】
7月4日19時31分配信 毎日新聞
全国の私立大124校が加盟する社団法人・日本私立大学連盟(会長・安西祐一郎慶応義塾長)が昨年度、約3300万円の不適切な支出をしたとして、文部科学省から事務局体制の抜本的見直しなどを求める行政指導を受けていたことがわかった。政治家のパーティー券購入に1000万円以上を支出し、高級料亭での役員らの懇談会に1人当たり約10万円を出すなどしていた。
同連盟は4日、緊急の常務理事会を開き、支出を決めていた赤坂雄一事務局長(56)を解任、長田豊臣・財務担当理事(70)を交代させた。
文科省によると、同連盟は昨年度、パーティー券購入に1033万円(206件)を費やした。1件当たり2万~20万円で「会合費」や「活動対策費」の名目だった。
また、料亭で役員ら7人が参加した懇談会費として約69万円、事務局の忘年会費として1次会に約90万円、2次会に約45万円(1人当たり約4万円)を使うなどした。スナックでの打ち合わせなど、必要性が疑問な支出も含めると、不適切な飲食代は約1780万円(107件)に上る。
このほか役員全員に年2回、規定にはない「役員交通費」を1回当たり10万~20万円渡していたが、文科省は報酬と判断した。総額は約460万円に上る。赤坂局長が連盟の貸付金制度を使い、年利1%で約230万円を借りていたことも「不適切」と判断した。内規で年利2.5%と決まっているのに、変更に必要な理事会承認を得ていなかった。
文科省は「パーティー券購入は違法ではないが、(規模が)度を越しており、公益目的とは言えない。飲食代も社会通念に照らしてあまりにも高額なものが含まれ、非常に不適切」としている。
同連盟は「深くおわび申し上げ、一層の透明性と公共性が確保された業務体制の構築を目指したい」とのコメントを出した。【加藤隆寛、三木陽介】
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by gurits
| 2008-07-04 21:50
| マスコミ・メディア